2026/01/03 14:44

よもぎ入浴というと、
「体が温まる」
「香りが心地いい」
「昔から親しまれてきた」
そんな印象を持つ方が多いと思います。
それらは確かに、
よもぎ入浴の魅力です。
けれど、入浴用としてよもぎを選ぶとき、
もう一つ、見落とされがちな大切な視点があります。
湯に入れる草だからこそ
よもぎ入浴は、
ただ香りを楽しむものではありません。
湯の中で成分が溶け、
そのお湯が、皮膚や粘膜に触れる時間が続きます。
だからこそ、
「どんなよもぎか」という点は、
香りや刻み方よりも前に、
考えておきたいことです。
よもぎは、育った環境を映す
よもぎは生命力の強い草ですが、
育った環境の影響を強く受けます。
土地、水、空気。
周囲で農薬や除草剤が使われているかどうか。
これらは見た目や香りだけでは分かりませんが、
入浴用として使う場合、無視できない要素です。
春よもぎと秋よもぎの違い
よもぎは、春・夏・秋と、
季節を通して何度も収穫できる草です。
地域によっては、
沖縄のように一年に何度も刈り取られることもあります。
ただし、成長段階によって、
草の性質は少しずつ変わっていきます。
芽吹いたばかりの春よもぎは、
葉がやわらかく、
成分が湯に出やすい傾向があります。
香りは青く、軽やかで、
立ち上がりが早いのが特徴です。
一方、夏を越えて育った秋のよもぎは、
葉がしっかりとし、
香りや草の存在感に落ち着きが出てきます。
とくに花をつける時期には、
香りの印象が深まると感じる方もいます。
どちらが優れている、
という話ではありません。
よもぎは、季節とともに性質が移ろう草であり、
春と秋では、その向きや表情が少し違う、ということです。
よもぎファーム「草湯らぎ」の三つの軸
❶ 草そのものの清らかさ
草湯らぎのよもぎは、
岐阜・郡上の山あい、
標高約630mで育てています。
農薬・化学肥料・除草剤・殺虫剤などの化学的なものは、
一切使っていません。
入浴に使う草だからこそ、
育った環境と、余計なものが
入っていないことを、
いちばん大切にしています。
❷ 春と秋、性質の違うよもぎを使う
よもぎは、季節によって性質が変わります。
草湯らぎでは、
春・夏・秋と一年を通して収穫したよもぎを、
できるだけ偏らないようにブレンドしています。
湯の中で成分が急に出すぎず、
最後まで穏やかに広がることを目指しています。
❸ 最後まで、人の手で整える
栽培から、収穫、洗浄、湯通し、乾燥、刻み、袋詰めまで。
草湯らぎは、
すべて人の手で仕上げています。
草の状態は、その年、その日で違います。
機械で均一にするより、
その草に合った加減を見極めることを大切にしています。
はじめての方へ
はじめてよもぎ入浴を選ぶなら、
香りや温もりの前に、
その草が「どこで、どう育ったのか」を
一度だけ思い出してみてください。
入浴は、肌に触れ、呼吸に入る時間。
だからこそ、草の背景は、
あとから体感として返ってきます。
合うかどうかは、使ってみた身体が、
いちばんよく知っています。

