2025/10/14 00:13

本日、よもぎファームの新しい製品「草精(そうせい)」を発売いたしました。
在来のよもぎから香りとちからを引き出した、植物由来のチンキ(雑貨)です。
草の香りがそっと空間を包み、深呼吸したくなるような静けさをもたらします。
❶ よもぎのちからを、そのままに





草精は、岐阜・郡上の山あいで育てた在来のよもぎを、国産の蒸留酒(アルコール度数50度)でじっくりと抽出しています。
この方法を選んだのは、「水に溶ける成分」と「油に溶ける成分」の両方を、できるだけ自然のままに引き出すためです。
たとえば——
・水溶性成分:クロロフィル(葉緑素)/フラボノイド/タンニン
・脂溶性成分:シネオール/ボルネオール/ツヨン
それぞれが香りや巡りに関わり、草そのもののバランスを整えています。
アルコールによる抽出は、古くから植物療法の基本として受け継がれてきた知恵でもあります。
❷ よもぎファームの草から生まれました

草精によもぎを使う理由は、
「香りと効能のどちらも、いちばんよもぎらしい」からです。
郡上の澄んだ水と山あいの気候に、自然栽培したよもぎは、
香りが濃く、青みがやわらかいのが特徴です。
収穫したよもぎは、湧き水で洗い、低温で湯通しし、自然乾燥で仕上げます。
人工香料や保存料は加えず、草本来の香りをそのまま封じ込めています。
❸ 草の気配を感じる、静かなひととき

夜、明かりを落とし、草精の瓶をそっと開く。
ふわりと立ちのぼる草の気配に、心が少しやわらぎます。
強い香りではなく、どこか懐かしいような、清らかな空気。
古くからよもぎは「邪気を祓う草」として親しまれてきました。
その穏やかな香気が空間を清め、心のざわめきを静めてくれる——
そんな“草のまなざし”を、いまの暮らしの中にも感じていただけたらと思います。
ティッシュやコットンに数滴たらして、寝室や玄関に置く。
あるいは、お風呂のお湯にほんの少し加えて、草の香りを楽しむ。
香りが静かに広がり、深い呼吸とともに、心と身体がやわらいでいきます。



 
  
							